さすらひの暇人の気まぐれな旅日記


気の赴くままに。
by sasurahi
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絶妙なタイミング

 まったくもって、不思議なタイミングである。別に狙ったわけではないが、先日の投稿でたまたまドラクエを取り挙げたところ、今日ドラクエ9に関して発表があった。最新作”星空の守り人”はニンテンドーDSから出るらしい。開発は前作と同じレベルファイブという会社だそうで、これまたたまたまというべきか、ここ福岡にある会社らしい。・・・と語ったところで、だから?ってかるーく流されそうだが(笑)、そういう絶妙なタイミングというか偶然というか、理系出身の僕が言うのもなんだが、何故だか起こる時は周りでバタバタ立て続けに起こりそれぞれがリンクしているのである。いい意味でも悪い意味でも。
 大学の学部からマスターに上がろうとしていた時の事。半導体関係の研究室に入って一年弱。基礎的な事を知り始めた頃で、まさにその頃エサキダイオードというものがあることを知った。江崎玲於奈という日本人がある考えに基づいて作った特殊なダイオードで、これでノーベル賞を取ったのだ。エンジニアを目指していたタマゴとしては、当然憧れであり、雲の上の人であるのは言うまでもない。年も押し迫った12月、同じ研究室の同期とその辺の話になった事があった。江崎玲於奈はその時は筑波大の学長だったのだが、同期と技術的な云々の話の最後に、”やっぱそういうこと考えられるのはスゴイよね、実際にどんな人か見てみたいもんだ”と僕が話したところ、”んじゃ、筑波まで行って、握手でもしてもらってくるか~”と、同期は冗談で言っていたのを今でも覚えている。その2年後、本当に握手をする事になるわけだが。年が明けて1月、その当時の学長が体調不良のために任期半ばにして辞めることになり、急遽来年度のための学長選が始まる事となった。これもちょっとビックリだったのだが、次、誰になるんだろうね・・・と話に上がっていた。が、僕らにとっては正直どうでもいい事で、あまり気にせずにいた。そんな折、同期が慌てたようにやってきて、”おい、聞いたか?次の学長候補は江崎玲於奈だって!”。との事。その時皆”え?うそ?”という雰囲気だった。”今筑波の学長やってるだろ?”と聞くと、まさにちょうど定年のタイミングということだった。
 本当に不思議な事だった。つい先日話していた事が、いくつもの偶然を乗り越えて近づいてきている感じがした。その後、江崎玲於奈が学長になった。その年の秋には、大学側の企画で学長の講演が開かれ、もちろん聞きに行った。めったに聞ける機会がないだろう講演はすごい人で、大講義室の席はいっぱいになり、周りを立ち見が取り囲んでいる状況だった。僕は早めに行って席を確保していたのでその時初めてすぐ近くで見る事が出来た。そしてマスターの卒業式の日。最後に学長がマスター卒業生全員と握手をしてくれることになった。かたっくるしい卒業式がめんどくさくて、初めの方を研究室の同期の一人とサボるつもりでいた僕らはかなり遅れていく事になり、あやうく握手が出来ない所だったが(苦笑)、何とか間に合い、2年前に話していた事が本当になった。今から思えば、たかがノーベル賞学者と握手だけなんだが、やはりうれしかったし、話していた事が本当になった、そういう偶然が後押ししてくれた事が更にうれしかった。僕にとっては忘れられない記憶の1ページなのである。
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by sasurahi | 2006-12-13 01:30 | その他
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