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次の日の28日、7時頃に目が覚める。会社の癖が身体に染み付いているようだ(苦笑)。とはいえ他の乗客のほとんどが起きていた。窓から外を見る。外は快晴。おそらく高知近海だろう、遠くに陸地が見えた。快晴での船旅が非日常感を演出してくれて僕の気分も浮き立つ。ちょっと甲板に出てみることにした。扉を開けると潮の香りと穏やかな日差しが辺りを包んでいた。昨日の強風がうそのように爽やかな海風が駆け抜けていく。
このフェリーは徳島に一旦立ち寄ることになっており、徳島着が9:00であった。まだちょっと時間があったので、一旦戻り、歯ブラシ、洗顔、髭剃り、を済ませ、眠気を飛ばしたつもりで、横になっていたら、いつの間にかウトウトしていたらしい。一時間ぐらいが過ぎていて、放送で目が覚める。確か”左手に日本一高い所にある灯台が見えます・・・”というような内容の放送だった。単に運ぶだけじゃなくて一応こんな紹介もやるんだ・・・と思いつつ、折角なので甲板に出てみた。すると結構遠かったはずの陸地がすぐ近くまで来ていて、丘の上に灯台が立っているのが見えた。陸地が近いのは徳島着がまもなくであることを連想させてくれた。
by sasurahi
| 2006-06-04 12:55
| 旅
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